シミに効く！トラネキサム酸の注意点
トラネキサム酸とは、元々は止血剤として用いられていた人工合成のアミノ酸です。現在では止血剤としてだけでなく美白にも効果があることがわかり、しみの治療用として、皮膚科を始め市販の化粧品やサプリメントにも使用されるようになりました。大手化粧品メーカーや医薬品メーカーが商品化し、有名になりました。
このトラネキサム酸はしみの中でも肝斑に効果があると言われています。メラノサイトという色素細胞がしみの元となるメラニンを作ることを抑制する働きがあるからです。肝斑以外のしみも併発している方はトラネキサム酸だけでは改善しない可能性がありますので、ご自身の症状が何であるのか不明な場合は、一度皮膚科を受診した方がよいでしょう。サプリメントよりも皮膚科で処方される内服薬の方が安価という点でも、皮膚科の受診がおすすめです。
トラネキサム酸を使用する際に注意しなければならないのが副作用です。その止血効果から、血液が溶けにくくなる、固まりやすくなるといった症状が出てきます。その結果、血栓ができやすくなってしまうのです。長期間服用するのは危険ですので、2ヶ月以上は服用しないようにしましょう。
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